AIに『ブログの構成を考えて』と頼むと、見出しはすぐに並びます。ただ、そのままでは話が広すぎたり、用意できない体験談が必要になったりすることがあります。
本文を書き始める前に、誰のどの疑問に答え、読み終えた人が何をできるようになるかを渡しましょう。この記事では、構成だけを頼むテンプレートと、返ってきた見出しを絞る方法を紹介します。AIへのログイン権限や公開作業の任せ方ではなく、記事の中身を組み立てるための依頼文です。
最初に読者の疑問を一つの文にする
『ブログ初心者向け』だけでは、記事を始めたい人なのか、書きかけの原稿で止まっている人なのかが分かりません。読者の状態まで一つの文にします。
たとえば『平日の作業が途中で終わり、次に開いたとき何から再開すればよいか迷う人』。答える疑問は『記事づくりを中断する前に何をメモすればよいか』です。読み終えた後の行動は『自分の記事に再開用メモを一つ残す』まで絞れます。
この時点で、集客、広告、サーバー選びまで盛り込む必要はありません。今回の疑問に答えるために必要かどうかで、見出しを選びます。Googleも、読者が目的を達成できる内容や、サイトの主な目的を意識したコンテンツを重視する考え方を示しています。ただし、特定の構成なら上位表示されるという意味ではありません。[1]
そのまま使える構成依頼テンプレート
次の[ ]を埋めて使ってください。材料がない欄は『なし』、まだ決めていない欄は『未定』と書きます。読者や結論までAIに埋めてもらうと、自分が答えられる範囲から離れやすくなります。
ブログ記事の構成案を作ってください。今回は本文を書かず、見出しと各節で答える内容までにしてください。
想定読者:[誰が、どの段階で困っているか]
答える疑問:[一つの疑問文]
読後にできること:[具体的な行動または判断]
伝えたい結論:[現時点の答え。未定なら未定]
使える材料:[自分のメモ、確認済みの事実、具体例]
参照資料:[実際に確認した資料名・URL・確認日。なければなし]
扱わない範囲:[別記事にする話、根拠がない話]
文体:[例:初めて読む人向けのです・ます調]
出力は、タイトル案を3案、導入で伝える要点、H2見出しと必要なH3、各節の要点、最後の行動の順にしてください。
各見出しに『読者のどの疑問に答えるか』『使う材料』『追加確認が必要なこと』を添えてください。
材料にない経験・実績・数値・URLを作らないでください。足りない情報は本文案に混ぜず、末尾にまとめてください。
必須の情報が不足して構成を決められない場合だけ、先に質問してください。
タイトル3案は見比べるための指定で、SEO上の決まりではありません。H2の数も固定しません。見出しを埋めるために話を増やすより、必要な説明だけを残します。
記入例から見出しの役割を確かめる
先ほどの『記事づくりの再開メモ』なら、次のように材料を渡せます。これは依頼方法を説明するための記入例で、実際の作業時間を測定した体験談ではありません。
- 使える材料:再開用メモの項目案として『止めた位置』『次の操作』『未確認の情報』『参照資料』がある。
- 結論:中断する前に、次に行う具体的な操作を一つ書き残す。
- 扱わない範囲:AIサービスの比較、有料アプリの紹介、何分短縮できるかという効果の断定。
構成は、たとえば次の順序です。各節が別の役割を持っているかを見ます。
- 再開メモに残す項目:何を書けばよいかを説明する。
- 次の操作を一つに絞る方法:『続きを書く』を『見出し2の具体例を一つ足す』へ直す例を示す。
- 根拠待ちの箇所を分ける方法:未確認の情報を完成済みの本文と混ぜない書き方を示す。
- 中断前に使う記入例:読者が自分の記事へ転記できるメモの完成形を示す。
『再開しやすいメモのコツ』『再開メモのポイント』『メモを書く注意点』と似た見出しが並んだら、内容が重ならないか確認します。見出しの言葉を変えるだけでは、説明の重複は解消しません。
修正は増やすより範囲を指定する
最初の構成が広すぎたときに『もっと詳しく』とだけ返すと、さらに話が増えることがあります。残す節と直す理由を伝えるほうが、修正後を比較しやすくなります。
今回の疑問は[疑問]です。見出し[番号または名前]は、この疑問への回答に必要な範囲へ絞ってください。
見出し[A]と[B]は要点が重なるため統合してください。
不足している[具体例・判断材料]を一つ加え、根拠のない効果の数値は削除してください。
変更後の構成と、変更した理由だけを返してください。
比較記事なら比較条件を、手順記事なら始める条件と終わった状態を、判断記事なら選べない場合の分岐を確認します。記事の種類に合う説明があればよく、どの記事にも同じ見出しを当てはめる必要はありません。
本文へ進む前の確認は三つ
- タイトルで約束した疑問に、構成の中で答えられているか。
- 各節を書くための材料があり、足りないところを把握できているか。
- 読み終えた人が次に行うことを、一つ具体的に示せるか。
確認が済んだ節から本文を頼めば、見出しだけ整って中身の根拠がない状態に気づきやすくなります。材料が足りなければ先に調べるか、その節を今回の記事から外します。
構成が決まった後、保存や公開までどこをAIに任せるかは、AIにブログ運営を任せる前の依頼と確認チェックリストで整理できます。まずは書きたい記事を一つ選び、『答える疑問』と『使える材料』の二つの欄から埋めてみてください。
参考資料
[1]Google検索セントラル「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」。確認日:2026年10月31日。本記事の依頼文と記入例は編集用に作成したもので、Googleや特定のAIサービスが提供する公式テンプレートではありません。
